モリエールの古典をノゾエ征爾さんが脚色、演出。モリエール自身とノゾエさんも登場する入れ子構造で演劇の妙味とその担い手の魂を伝える。今の感覚で笑えるドタバタ喜劇に私は大いに笑い、最後は感動して涙。お笑い風のネタや脱力系ナンセンス、身体能力を駆使するコントに俳優は全力投球。人間関係を俯瞰し滑稽さを炙り出し、静かに迫る死のドラマもあり。被り物、群唱、ラップなど工夫も山盛りの再演。
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2017/12/05 16:29
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