満足度★★★
鑑賞日2017/11/16 (木) 19:30
記憶を抽出して他人の脳に埋め込む手法を発見した天才女子科学者が、自分の娘と姉を「生かし続ける」という物語。それが可能か、とか、埋め込まれた人は本当にその人になるのか、という問題は置くとしても、記憶が人格の全てを決めるわけではないという芝居(『プライムたちの夜』)を一昨日観たばかりなので、奇妙な一致感から不思議な感触に囚われた。姉との関係には秘密があるようで、それが明確にならない辺りにはやや不満がないでもない。もう少し分かり易いとよいのだが...。女優が多い芝居で、眼福ではあるし、役者陣もしっかりと役割を演じているのはよいが、若い劇団なので、小崎ととみやまが母と娘の関係に見えない(見えにくい)という問題はあるように思う。