満足度★★★★
俺たちの地球空洞説
トチリが多く、だいぶと稽古不足が目立ってしまっていて、とてももったいなかったです。
脚本のアイデアは、とても面白かった。
でも粗くて、節々に引っかかってしまった。
作品作りの過程で、ここに辿り着きたいというゴールが頭の中にあって、そこに辿り着くまでの過程を強引にこじつけてしまっている感じがしました。
1シーン、1シーン、登場人物の心情、思考に矛盾が発生していないか、丁寧に叩き直したものが、改めて観たい、と思いました、面白いと感じただけに。
カヨコの大発明
相変わらずキャラが濃ゆい、TV&映画の小ネタの宝庫、そして無駄にやたらと歌う(笑)
今回マイクの仕込みがスタバのカップで、妙にデカいカップが有元さんに手渡された時点で、はぁん、これはマイクやな!?と観ててピンとくるっていう。
序盤で是常さんの帽子が吹っ飛んだのは、いいスタートダッシュでした、のっけから心鷲掴み。
小野村さん仕込みのミュージカルパートのクオリティの高さが見事。
くだらないことばっかりやってるのに、そのくだらないことがやたらハイレベルな要素で構成されていて、尚且つ最後にかましてくる辺り。
あんなに売れっ子でとんでもないハイペースで書き下ろしまくっているのに、尽きない泉のような人やな、二朗松田さんは!と思います。