オペラ『ルサルカ』 公演情報 日生劇場「オペラ『ルサルカ』 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 宮城聰演出のオペラ「ルサルカ」素晴らしかった!海中をイメージした日生劇場の壁が舞台上にも続き、舞台と客席の垣根をなくす趣向。劇場に起こる魔術(奇跡)を見せた。
    歌手とオケがこれでもかと愛を謳い上げる一幕で早くも涙腺決壊。不実な愛を熱く激しく盛り上げる二幕は対照的で、音楽の暴力性も表現。
    水の精ルサルカが月なら彼女が愛した人間の紳士は太陽。人間界は鹿鳴館のようで、権威とそれによる排斥も描く。
    森と湖が重なる三幕は(日生)劇場だからこそ現れる青の異世界。失うことでしか得られない愛に引き裂かれる。
    ソリストが皆良い。イェジババ(清水華澄)は演技も上手い。アンサンブルもコーラスも効果的。
    2メートル先にオケ、指揮者という席で、「フルート可愛い!オーボエ素敵!指揮者カッコ良すぎ!!」等と(笑)、奏者のオーラとともに音楽の恵みを堪能。物語からは「人魚姫」「夕鶴」を連想した。

    0

    2017/11/09 18:50

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大