満足度★★★★
鑑賞日2017/10/02 (月) 15:00
価格3,000円
ジュヴナイル+立体絵本という内容を歌や身体表現も交えて見せるいかにもこのユニットらしいファンタジー。
パンチで客席を覆うのは土足で入れるようにする他にザムザ阿佐谷の特徴である木の味わいを隠す効果もあり、舞台も幕で覆われてやはり木材感を消していたのは作品の背景が海系だったからか? 漠然と額縁的な印象を受けたことについて考えた結論がこれ。
第一場で布を取り去るとその後ろに人物が複数いるという時にハケ損ねた舞台監督が紛れているのかと思った。(爆) 現実世界で舞監もやる役者が舞監っぽい衣装で出たら誤解を招きます!(笑)
オープニング場面に遅れたお客さんを入場させる時にストーリーテラー的な人物がそれを芝居に取り込んで違和を感じさせないのはアイデアの勝利。
こっそり入れるよりむしろああやって取り込んだ方が作品世界に響かないというのは逆転の発想がお見事。
開演前諸注意は録音されたもの(あるいは影ナレ?)だが、それに生身の役者がマイムをあてるというスタイルで「声だけにしない」のも妙案。