満足度★★★★
あざとさ乱れ撃ち。最初から、あざとい演出と台詞の数々にやれやれと思っていた。しかし、だんだんに高井浩子の思惑にハマってくる自分に気づく。あざとさも過ぎると強固な作品になるのだなぁ。13人のキャラクタの切り分けも見事なもの。「この人いいなぁ」「こいつ嫌い」とこちらでも切り分けしやすいくらい。逆に言えば、類型的に役割を割り振っているわけで、そのへんも変にあざとさを感じる要因となっているのかもしれない。何よりも音や言葉について、思いをめぐらす時間が必要なのかもしれない。そのやんわりとしたメッセージこそが、この作品の面白さだろう。
ネタバレBOX
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2009/02/06 23:43
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