Maria 公演情報 牡丹茶房「Maria」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/10/22 (日)

    22日マチネ(2時間15分)を拝見。

    ネタバレBOX

    ヒロイン百子と、彼女の内心の仮託であろう、飼い猫マリアや茜との対話のシーンを核に、百子が招き寄せた運命に弄ばれる、彼女を初めとする登場人物たちの様相…かなり味つけの濃い作品です。

    しかし、胃もたれ、しませんでした。

    下手をすれば「劇画調」になりがちなストーリーに、「リアル」を保ち続けてくれたのは、沈ゆうこさん(百子役)、奥野亮子さん(飼い猫のマリア役)、赤猫座ちこさん(茜役)のお三方はもちろんのこと、演技陣の力量によるところが大きかったと思われます。

    それから舞台セット。
    茜の死体が横たわるバスタブを中心に据え、舞台の上段・下段、上手(かみて)・下手(しもて)で何があっても、最後には茜のいるバスタブに戻っていく…ストーリーの進行において、実に「機能的」な配置でした。

    という訳で、台風も何のその! 観に行ってヨカッタ! な作品でした、とさ♪

    【追記】
    自分の記録用でもあるんですが、好演の役者陣に敬意を表して、上記で触れられなかった配役に関しても記しておきます。

    一見常識人にみえるバンドマン伊織…岸田大地さん
    感情の起伏の激しいバンドマン成吾…田中健介さん
    百子の恋人である劇団主宰…ホリユウキさん
    劇団員(無意識な小悪魔?!)…小畑はづきさん 
    百子の父親・治…藤田雄気さん
    治の婚約者…加藤なぎささん
    茜とバンドマン達のマネージャー…野村亮太さん
    茜のストーカー的ファン…榊原美鳳さん
    ドラマ制作のプロデューサー…萩原達郎さん
    ドラマ制作の監督…小島明之さん
    百子を指名する風俗店の客…山田健太郎さん
    猫好きだが得体のしれない、アパートの隣人…浅見臣樹さん

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    2017/10/26 07:30

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