満足度★★★
漫画のアニメ化が良くも悪くもなるように、本が演劇という形で立体化した時に演技や演出によって、特別じゃないものが特別になったり、そのまま平らな物語になったりする。3本の短編は総じて文字よりも感情を隆起させるものだった。世にも奇妙な物語って感じ女性同士の百合がテーマの作品集だが、舞台上には女子が居て、女の子が居て、ただ人が居て、ヘテロの僕から見ても別に普通の感情、普通の行為がそこに示されているだけ。一捻りした部分の可笑しみが作品の本質で、文庫の短編小説集のような軽やかな味わいが残った
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2017/10/25 21:36
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