出てこようとしてるトロンプルイユ 公演情報 ヨーロッパ企画「出てこようとしてるトロンプルイユ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 約2時間5分。パリのアパルトマンを舞台に売れない画家らが登場する。題名どおり額縁から出てこようとしてる何かを描いた“だまし絵”がモチーフ。息の合った親しみやすいドタバタ喜劇だが、実は平面と立体、時空間について考えせるSFになっていて驚いた。並行世界、ループものなどの王道をふうまえ、天才と凡人、身分差といった人間社会も描く。は~感服!ロビーで岸田國士戯曲賞受賞作『来てけつかるべき新世界』DVDを購入。

    ネタバレBOX

    ベタな繰り返しネタはバリエーションが豊富で多いに笑わせてもらった。20回繰り返したとのこと(終演後のトークより)。『ビルのゲーツ』を思い出した。

    実はこの演劇でも、日常のたわいない会話でも、私たち人類はいくつもレイヤー(層)を、すごい速度で、無意識に行き来している。高尚な思考の旅は刺激的で面白い。でも、目の前の日常こそが大事なのだという“娼婦”の生き方も美しいし、真実だと思う。

    舞台装置が部分的に金色に塗られていることに、終演後のイベントで気づいた。このお芝居も金色の額縁の中の絵だったというわけ!

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    2017/10/20 23:34

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