遠き山に陽は墜ちて 公演情報 劇団肋骨蜜柑同好会「遠き山に陽は墜ちて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/05/01 (月) 15:00

    価格3,000円

    この世界と半歩くらいしかズレていないのにどこかが違い「何が起こっているの?」な不安感に苛まされる感覚(好み)が某団体を想起させる。
    クライマックスの照明と音響(音響は冒頭も)、最終場のモノローグも○。

    SFとは本来的には「(空想)科学物語」なのだが本作も某団体の作風もあまり科学の要素はなく、その意味で「少し不思議」ならぬ「少し不安」の「SF」かも……いや、「かなり不安」で「KF」か?(笑)

    ネタバレBOX

    イキウメ「散歩する侵略者」も本作も、不安要素のルーツは「ボディ・スナッチャー」かもしれない。アレの前半の「よく知っている筈のものが何か違う」的なところ。そしてそれは、多くの人が思うことかも。

    ロジーと赤い女のエピソード、1つの星に彼ら(?)しかいない、的な部分に「星の王子さま」を連想したら、やはりモチーフの1つだったそうで。あと、フジタさんからもう1つのモチーフは昨年亡くなったロックスターと伺い納得。

    終盤でロジーの星に一緒に行くタケシに「コクーン」もチラリと思い出した。
    また、冒頭のカラスの声やクライマックスの異変時の音響、そしてクライマックスで客席にまで溢れるオーロラの照明も見事。

    最後のエミコのモノローグのための2時間だったのかもなぁ?なんて思ったり。

    「NHK少年ドラマシリーズ世代」として眉村卓、光瀬龍などのジュブナイルのドラマ化……それも後に深夜枠でテレビ東京がリメイクしたダーク系のものも連想。さらにロジーが「星から来た人」ではなく普通の人間だったと考えるとダーク加減が大幅増量、とか。

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    2017/10/20 07:34

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