期待度♪♪♪♪
最近、観たいと持った演劇を目にすると、何かやたらと地方だったりして、そのたびにがっかりする。それくらい、魅惑的な香りを東京以外では漂わせているのだ。
特に関西に絞ると、挑戦的な題名、演目が多い。
関西というと不条理劇、と私は以前から思っていて、捻りに捻って、結局360度回っているのだけれど、弁証法的に止揚しているので、元の位置にはいないのだ。
その捻じり(いや、捩じり)ようが、いたたまれなく心のひだを揺さぶる。
「冬雷」乾燥し凍てつくような空気の中、閃く雷、とても痛々しさを誘う表現だ。
どんな不条理を見せてくれるのか。せっかく、東京でやるのだ、今回は京都小演劇の底力を見せてもらいたいな。