満足度★★★★
鑑賞日2017/09/16 (土) 18:00
将棋好きなんだな、というのが、まずは第一感想です。
できれば、人工知能側は、ロボットアームが指してくれると一層雰囲気が出たのかなと思います。山本 一成さんをゲストで呼べるくらいなので、何とかならなかったのかな。
その方が、人工知能との対戦の意義をもう少し直感的に感じさせてくれると思いました。人工知能との対戦の意義は、どちらが強いということではなく(この問題は、劇中でも触れられているように、車と人間の競争の意義うんぬんではないと思う。これよく言われる比喩なんだけれど。だって、人間より速く走れる動物はごまんといるのに対して、将棋で最強の種は人間なのだから。エンジンかけることをいれると50mならチーターの方が依然として車より速い)、人間の思考の可能性を(開発者も棋士も)拡げることにある。
その点で、はめ手で勝つことにはなんら意味がない。
そのことを提示してくれただけでも、この舞台はさすがだな、と思った次第。
将棋協会の会長は、谷山さんとなっているが、谷川さんのもじりだと思うと、ちょっと谷川さんかわいそうだな。これ米〇元会長の比喩でしょう。
女流棋士の存在意義や、奨励会制度の問題(既得権者の利益保護)など、細かく問題を拾っていて、よくまとめたなあ、と感心すると同時に、そこまでひろげなくてもよかったのではないかな、という気もしないではない。
主人公の妹の存在だけでも、大きなテーマとしてドラマはできるし。彼を死なせるのは、なんかとても唐突な感じがしたし。
ニコニコ中飛車は、久保先生ご指摘されたということでしたが(アフタートークにて公開情報)、まあ、どう考えても成立はしませんわな。(笑)
2017/09/19 15:41
2017/09/19 13:39
「成り果て」ご来場ありがとうございます!!
最終決戦は電王手くん使えたら!!とは思っていたのですがさすがに難しかったです(笑)
事細かなご感想いただけて嬉しいです!
今後ともラビット番長をよろしくお願いいたします!!