少年の意思によって歪められた不思議な町は、他人の夢の中に紛れ込んでしまったが如く、走りたくても足がもつれてしまう様な浮遊感と、実に胡散臭い閉塞感が漂い、段々と現実が遠のいていきます。奇妙な登場人物の奇妙なやり取りを居心地よい空間で観ていると頭の中がフワフワしてきて、もし寝不足気味で挑んだ場合それこそ気持ち良~く夢の中に連れて行かれるのではないかと思うのでご注意を。霞んでいたものがパーッと晴れていく様なラストにスッキリ。タイトルの「夜の学校」から受けるイメージが観る前と後では全然変わっていました。
0
2017/09/14 12:51
このページのQRコードです。
拡大