満足度★★★★
鑑賞日2017/08/27 (日)
金色夜叉と、フランケンシュタイン、無理やりな取り合わせは無理やりにせよ同舞台で存在できたようであるが、ゴールデンビルが判らなかった。
今回も賑々しく歌、踊り、様々な穴(出入り口)からの登退場と「見得(切り)」の演技に明け暮れた浅草の夜であった。
本としての「未完成感」(尻切れトンボ感?)は残るが、それがさほど気にならないというのは何だろう。B級だと蔑みつつB級な快楽を求めて足を運ぶ自分が居るわけである。
そんな中、役者はしっかりとジツリキを蓄えているようであり、他人事ながら(いや実際そんな感覚)有能な俳優諸氏が「卒業」などせず、荒唐無稽なドガドガワールドにある面で厚みを与え、熟成させて行くなら、それは是非観てみたいものだ。