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イジメがあったという事実は確認できませんでした
観てきた!クチコミ一覧
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公演情報
teamDugØut「
イジメがあったという事実は確認できませんでした
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10492)
満足度
★★★★★
この日光の三猿の「国」らしき普遍的真理観の欠如がストレートに表現された作品。
ネタバレBOX
良く海外の一神教信者が、信仰なしにどのように倫理が保たれるのか? と疑問を呈すると言われるが(自分は直接そのような疑問をぶつけられたことはないが)、在る意味彼らの質問は必然であろう。日本人の多くが、一定程度のレベル迄は自己規制するのは、この国の歴史が、相互監視社会であったからであろう。どういうことかといえば、豊臣 秀吉の太閤検地と刀狩りによって、国民の大多数を占めた農民は人別帳を為政者に把握された上、抵抗権を剥奪された。その後江戸時代には儒教の中でも殊に為政者にとって有利な朱子学が体制側の指導原理として採用され、思想的にも徹底して押しつけられた。重税などにより抵抗せざるを得ない状況に追い込まれても武器を持たぬ農民の反乱(農民一揆)が体制側に痛手を齎すことは基本的にできず、御上に逆らうことは即ち犬死を意味した。一方、五人組制度などによって罪は連帯責任を取らされたので、当然のこと乍ら、親が子を愛すれば、御上に逆らうことを止めさせることが愛情の発露であった。同時に連帯責任を負わされることが無いよう、人々は互いに互いを監視し合った。このことによって日本の大衆は、奴隷根性を身に付けたのである。この間の数百年、日本人の体質は変わらなかった。その結果が、今作に描かれたようなアリバイ作り、共同の隠蔽工作、証拠隠滅、生活を理由の社会的正義扼殺、人倫否定及び差別構造の正当化である。この態度は、大日本帝国の戦後処理にも表れていた。ドイツは地続きということもあり、敗戦後直ぐに占領軍が入った為、自分達が大戦中、連合国側に与えた様々な打撃についての証拠を処分する時間が充分無かった。こういった事情もあったことから戦後現在に至る迄、その負の歴史の清算をし続けて現在に至っている。だが、島国の日本は、連合軍が入って来るまで約2週間時間があった。この間、日本がやったことと言えば、自分達に不利な証拠を、昼夜分かたず焼き尽くすことであった。現在、証拠が無いものが多いのはこれが理由である。戦後日本史の実資料は、個人所有のものを後研究者が発掘したものが殆どなのである。後は、日本の支配を脱却したエリアから関係資料が発掘されたことも無論ある。何れにせよ、都合の悪いことは、嘘や詭弁、利害を同じくする者同士の共謀による秘匿及び証拠隠滅、口裏合わせ、アリバイ作り及び忘却という言い訳によって面々と受け継がれてきたのである。この事実をある小学校の苛めをテーマとして描くことで、F1人災以降の被ばく者差別、苛めと、苛めを苦に自殺を図った小学校6年の男の子の残した明確な証拠を焼くという恥知らずな行為迄描くことによって告発した問題作である。
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2017/09/04 01:43
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