満足度★★★★
鑑賞日2017/08/23 (水) 14:00
座席1階1列
野生児童『純惑ノ詩』小劇場B1
現代版四谷怪談。
原作のエピソードが違和感なく現代のお話に置き換えられていて、
「あ、こういうことだったのね」と原作に対しての理解もより深まった気がします。
事前に原作を読んでおいて良かったです。
ほんの少しでも何かが違っていたらまた別の幸せな未来があったのかなぁと思うと
なんともやるせない結末でした。
ただ、かなりドロドロとしてはいましたが不思議と観劇後感は悪くなかったです。
ラストシーンはベタだけど好き。こういう人情悲劇は日本人好みだと思う。
伊藤家の人たちの浮世離れした感じがコミカルで大変面白かった。
この家族が居なかったらもっと激重な雰囲気で胃もたれしていたかも。
あと、セクキャバのモニカちゃんがすごいツボでした。
男性キャラだと拓悦がすごく良かった。男性陣の中では人間的に一番まともだった気がする。
2時間越えですが、テンポが良く流れるように話が進むので苦になりませんでした。
L字客席の角が一番見やすいような絵作りがされていました。