満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/30 (金) 14:00
価格3,500円
柳井戯曲の魅力と役者陣の個性の相乗効果で2時間余を一気に見せる(魅せる?)。世代的に当時の記憶がしっかり残っていることや「事実を元にしたフィクション」ということでどこまで本当か推測する面白さがあることも良かった♪
「そういう立場の方々」にとってはさぞや緊迫した報せだったろうな、というところから始めてグッと観客を引き込み、それでいて程よく笑いも挟み、緩急のリズムで進めるのがやはり上手い。で、終盤のある台詞が辛辣な皮肉に感じられてしまう「平成の世」を考えさせるというシカケ。
なお、ある人物の言動・立場に「ナイゲン」の「監査」を連想したのはσ(^-^)だけではあるまい。(笑)
しかし考えてみると平成ももう30年近いワケで、昭和が平成に変わった頃を覚えているのは三十代半ば以上ということにビックリ。