小さなエイヨルフ 公演情報 イプセンを上演する会「小さなエイヨルフ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    非常に重苦しい作品。いつもより迫力があった。さすが、イプセン劇場だ!

    ネタバレBOX

    イプセン劇場では,『棟梁ソルネス』『ゆうれい』についで,今回は,しぶいところで,『小さなエイヨルフ』を観劇した。

    ほかでやるイプセン作品に圧倒されること多くて,この小さくて静かな小劇場は原作に忠実に,しっかりやる。リータは,イプセン作品によく出てくる心身的に成長しきれないが,母親をやったり,妻を演じる,問題キャラだ。

    リータの悩みは,ひとつには,夫と,夫の幼なじみの複雑な関係。さらに,できた子どもが,最初は事故で松葉づえになり,次は,衆人環視の中で溺死してしまう,一人息子の存在だ。

    たしかに,シェークスピア演劇は,王様・王女様の世界である。魔女もときには出て来るし,確か亡霊もあった。そこにいくと,内容が現代的だから引き込まれる。いま,少しわかりにくい場面もあるが,多くは,普遍的な生活問題。

    今回,イプセン演劇中に,実際の子どもを見た。セリフもほどほどで,随分眠そうだった。まあ,そのようなこともあろう。リータは,やけにセクシーだった。スゴイ。残る,『ロスメルスホルム』『ヨーン・ガブリエル・ボルグマン』。

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    2017/08/26 22:15

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