満足度★★★★
若い役者陣が大学演劇部員を演じるのは、こちらも受け入れやすく何より生き生きしているのが良い。
作者さんが自身のサークル時代を考えながら執筆したそうですが「へぇ~演劇サークルってこんな感じなんだ」といろいろと感心してしまいました。
当然どの演劇サークルも同じではないし、デフォルメも入っていると思いますが・・・ドロドロですね(笑)
確かに異常なほどカップル率が高いサークルは存在しましたが、恐るべし演劇サークル。
サークル内で配役を決めるのも、ちょっとした人間ドラマを生み出すし、こりゃ演出家モテますねー。
主人公少女が恋するのも演出担当の先輩。
何というか、純愛というより生臭いものを感じてしまうのだが・・・
恋のライバル 小悪魔系少女と、ヒロイン争奪ライバル 宝塚系少女の好演で面白味がUP。
総勢12人、名もなき小さな世界でのラブ&キャスティングウォーズ。
見どころの要所要所のシーンを丁寧に描ければもっと良くなると思えました。ラストシーンは二重丸。