満足度★★★
「O嬢の物語」の続編ポーリーヌ・レアージュの「O嬢の物語」の続編を寺山修司が脚色・監督した映画『上海異人娼館』の舞台化。O嬢を中心としながらも他の娼婦や日本軍兵士の物語が絡めてあり軸が定まらない感もアリ。その一方、かつて女優だったと思いこんでいる娼婦「愛染」を演じた男優の哀しさがにじみ出てくるような演技が印象に残るまた、装置の中央が障子になっていて、時に映像を投影し、時にシルエットで演技を見せ、また時によってはそれを併用する演出も上手い…ってか美しい。序盤で少年が主人公に関する夢(幻想?)を見るシーンなんて、それが効果的だったなぁ。
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2009/01/27 11:58
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