レ・ミゼラブル 公演情報 東宝「レ・ミゼラブル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    2013年4月27日
    新演出版の『レ・ミゼラブル』プレビュー公演。今月24日から始まっており、本公演は5月3日から。当初バルジャン役に予定されていた山口祐一郎が休養降板となってしまったため、バルジャン役3名は舞台を観たことのない人ばかりで、誰の日を選べばよいのか分からず。この日の主要キャストは以下の通り。

     ジャン・バルジャン 吉原光夫
     ジャベール 川口竜也
     エポニーヌ 笹本玲奈
     ファンテーヌ 里アンナ
     コゼット 若井久美子
     マリウス 原田優一
     テナルディエ KENTARO
     マダム・テナルディエ 森公美子
     アンジョルラス 上原理生

    プレビューということもあるのか、まだ固まっていない舞台で、マイクトラブルも1回。

    ネタバレBOX

    新演出版では、舞台の盆廻りがなく、バリケードが内側からしか描かれないので、ガブローシュが弾薬をとりに行くシーンや、戦いのあとでバリケードの外で死んだ学生のシーンがない。エポニーヌも、これまではマリウスに頼まれたコゼットへの手紙をバルジャンに渡したあと、バリケードに戻ってくる際に撃たれていたという設定だと思うが、今回はバリケードに戻ってから銃撃戦が始まり、マリウスを助けようとして自分が撃たれ、息絶えるという設定に。

    バルジャンがマリウスを担いで下水道を進むシーンでは、奥のスクリーンに方向に合わせた映像が使われたが、あまり奥行き感が出ない。これは序盤の映像もそう。舞台の両端からのびた壁側にもセットがあり、その窓から人物も顔を出すような演出がとられていたが、「ワン・デイ・モア」ではテナルディエ夫妻の登場をここからにしてしまい、バルジャンとコゼットも家の2階の窓に出て、学生たちの列がぐっと前に出てくる。でもこういう重唱のナンバーって、異なる集団や場面が同じフレームの中に入るからこそ意味があるような気がするんだけどなあ。とはいえ、'87年の初演も開幕早々と5か月後では雲泥の差の舞台になっていたから、今後に期待。

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    2017/08/07 14:09

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