満足度★★★★★
対面スタジアム型のシートで中央の舞台にはイスがあるのみ。余計なセットや装飾が無いだけに、役者さんの演技が全て。現在の式場、回想の学校、様々なシーンと各人の心内が丁寧に描かれ物語の世界観に引き込まれてゆく。複数になった瞬間から存在するヒエラルキーとコンプレックス。人がそこにいる意味と葛藤。自分はどうだっただろう・・・過去の自分と今の自分、そして舞台上の人々がクロスしてゆく。サイコサスペンス的で、泥臭くも人間的な感情がぶつかり合う巧みな物語が秀逸。自分の生き方を振り返させられた。
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2017/08/01 05:44
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