満足度★★★★★
ネパールの生き神様「クマリ」。以前、ドキュメンタリーで見たこともあり、すんなりと物語に入る。民の拠り所であったはずのクマリの在り方と、生き神として人々にその生を捧げた少女、取り巻く大人たちの思惑、そして神としての先にあるもの。濃密で大胆。たった二人で表現される世界観の広がり。心に響く心の叫び。演者の発する言葉の一つ一つ。指先からつま先まで全身に感じる息遣い。小さな小劇場の空間だからこそ更に増幅される感覚が心地よい。生身の演劇の良さと魅力が凝縮された舞台だった。
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2017/07/31 23:01
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