満足度★★★★
鑑賞日2017/07/16 (日)
家族百景 SP版→通常版。
私個人は、どちらかというと”家族”というものに縁が薄い方だから、共感を持って見た部分は多くないけれど、それでも胸がギュッとなるシーンがたくさんあって、笑えるところもちゃんとあって、家族っていいなぁと思うのでした。
横道にそれるけど、
GLAYの曲だと、
Father & Son
Precious
SAYYOURDREAM
lifetime
だなぁって、SUMMERDELICSを聞きながら思ったのでした。
平台で組まれた剥き出しのステージで、箱馬だけを使って、30人以上の役者が人生を紡ぐ。家族のいろんな景色を形にする。それほどマイムって感じじゃないんだけど、ちゃんと見える。脚本の妙であり演出の妙だなぁ。
30人超えって、役者居過ぎじゃね?って思っていたけど、必要な人数だった。
たくさんいるからこそ、見せられるリアルがあった。
あと、モノトーンズの日替わりシーンも楽しみ。
SP版気に入った登場人物を何人か。
紅葉1の前原さん。かわいい。おちゃめ感とでもいうのか、愛嬌満点。
光郎2&紅葉2、最大×最小かな?落差萌え。あ、通常版だとここが1?
光郎4、凛太郎さんのがっつりコメディ枠は深いね。表面だけじゃやれない役柄。バク袖も思い出す。
光郎6&紅葉6、沙予さんの押し引きが絶妙で、そこに吹上さんの適確な答えが乗っていく。夫婦ってこうなのかもねっていうリアルが垣間見えて、一番刺さった。
遼の函波さん、場面で目の色が変わる印象。このタイプ好き。
モノトーンズ亜音しゃん。自由で生き生きしてた!笑顔がキラキラにまーっ!
通常版とSP版の両方を見ることができた家族百景だけど、配役が変わってすごく見え方が違っていたのに物語の印象が変わらなかった。
上手く言葉にできないのだけど…。
泣くとこ同じだったんよ。
やっぱり脚本がしっかりしてるのかなぁ。
役者の力量も平均点以上だったよなぁ。
素敵な一味だったなぁ。
仁美おかーちゃん、いや、仁美総長役の亜音しゃん。
夜露死苦!って勢いなのに、めっちゃ悦郎命でラブラブで可愛かったんや…。
そして、立派に”母親”になってて、視線が優しかったよ。
いい作品を見るといい役者を発掘できる法則。
家族百景 で一番の収穫は、函波窓 @kannami_mado くんかな。
SP版だけでなく通常版を見ても、こいつやるな…!感が。
調べてみたら団体主宰で作・演もやってるとか、才能溢れすぎでしょ…。