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人本のデストピア
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クチコミとコメント
公演情報
バカバッドギター「
人本のデストピア
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
130分。
ネタバレBOX
三平(佐野順平)…河童というテイでニナを見守るニナの父。元都の役人?で色素を注入かなんかして緑色の体になった。ニナを守るためミドリの本をコピー?して本になった。
ニナ(重光摩美)…都の外で祖父と暮らす女の子。三平が本化した後、ヒヨスとともに都に残り、都を治め、本化を解除する方法を見つけた。
ヒヨス(佐倉井あや)…元都の研究者。三平を想っていた。ニナとともに本化を解除した三平らと対面する。
椿(くちばしやきいろ)…ニナの父母。都では学問的な見地から未来を予測するチカラで、都の人々の生活を支えていた。
大佐(鴉亭團吉)…ヒヨスの父。椿に拾われ椿を支える立場だったが、椿の命より都を治める能力を重んじるようになり、椿の能力をニナに継がせようとする。
ミドリ(沼田電池)…椿の子。椿同様先を見る力を持つ。三平に恋し、ニナを産み、自身の役目を続け本化した。
本化した祖父を元に戻すため、都の魔女(祖母)に会いに行くが、逆にニナだけとらわれてしまう。ヒヨスや三平はニナを救うため乗り込むが、ニナを助けるため三平は自ら本化してしまう。都に残ったニナはヒヨスとともに本化を解除する方法を見つけ、髪型を当時に戻し、三平を迎える…。
ボケ部分は豊富でなかなかストーリーが進まない。あと、本化した後のコピーとかって部分がイメージしにくく、一部感情移入しにくい。人の動機的心情的な部分はもうちょい色濃く描いてほしい。大佐が椿より都を優先するとした苦悩とか。ヒヨスとかはしっかり表現されたようにみえたけど。
ニナと三平が主軸の話かと思いきや、ヒヨスがメインじゃないかというくらいキーパーソンな作品だった。キャラ的にも気に入った。ただ、ラストの展開からすると、ニナと三平の親子愛的なフリがもっとあってもいいかなと思う。ちょこちょこ入るコメディ部分は面白いとこもあるけど、もうちょい絞ってもいい気がするかな。2時間超の舞台だったけど、飽きずに見ていられたのはよかった。
芝居をみるようになってバカバッドギターの作品を何作(魔女は定時にあがるとか深海ワンルームとか)か見たことがあり、せっかくなんで解散公演も見ようと思った。重光摩美とか当時にもあったコメディなヒロインっぽさそのままで、なんか安心したし、佐藤ホームランのトリッキーな役柄とかも相変わらずうまいなと感心した。見れてよかった。
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2017/07/16 21:50
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