満足度★
途中までは小劇場系によくある自意識の再構築的な話かなと思ったら、終盤ほっぽりだしてワークショップになっていく作品
すごい悪いところとか、稚拙なところとか、役者の力量とか、批判しやすい作品だとは思う。
なので逆にこの作品でしか観られない良い部分を考えると、若い人の言語、若い世代の文脈で作られている部分だと思う。日常や文化的な常識は、その世代の言葉や考え方で成り立っているからわかっているつもりでも、その世代を過ごしていない人間には本当の意味で感覚的にわかりきれない空気が有る。それが詰まった作品であり、そこが刺さるべき作品だと思った
歌に心情を乗せるリアル。放り投げて誰かになすりつけるリアル。温度差のリアル