満足度★★★★
ブラシュカ『そでふりあうも』@新宿シアター・ブラッツ7/14マチネ観劇
「縁」が見えない糸の様なモノだとしたら、舞台上に無数の色とりどりの糸がきっと、あったのかなと。
それは、ワタシにも、長く生きている時間の中にある一本の糸。
心の中がふわっと、温かくなる想いを紡ぐ糸。
袖振り合うも他生の縁という言葉が観終って過る。
登場人物の小さく、積み重なる時間の中での色んな物語。
ある意味、物凄くフィクションであってフィクションではない様な物語。
登場人物の一人に自分を重ねてしまう。
最後近くの届かなかった言葉がきちんと、音になって聞えて来た瞬間。堪えていた涙がこぼれてしまった。温かく、切なく、辛く、でも、観終ったら、すっきりするような気持ちの舞台だった。
再演ということだが、初演が2010年。
今から7年前のホン。