満足度★★★★★
鑑賞日2017/07/12 (水) 19:00
価格3,500円
無題2096(17-098)
19:00の回(晴)
18:00受付(整理券あり)、18:30開場。
舞台の両端、黒字に四角い白、壁に同じ模様の照明、一見してフィルムとわかります。
※パーフォレーションというそうな。
舞台、長めのベンチシートが2X両端に。
客席、最前列はミニ椅子。
合同公演企画vol.2、始まりは「セーラー服とブルーシート(2015/5@ワーサル)。
本作には、その背景となった出来事があったそうで、作品の内容、「フィルム」という媒体から小野さやか監督「アヒルの子」というドキュメンタリー映画のことを思い出しました。
2011年だったか「ポレポレ東中野」で観て、横浜の「ジャック&ベティ」で上映されたときは上演後の座談会にもついて行って話をしました。ネットの評に「家族を題材とする物語は尽きることがない」とありました。
そんなこともあり個人的な思い入れ深く観ていました。
18:45/19:00前説(アナウンス、100分)、19:06開演~20:45終演~初日乾杯までいました。
黒に囲まれた会場、静かな照明、過激なほどの効果音。
色と音、聞いている人が想像できる声、表情としぐさが湖底まで届くような気がする。
親から子へ、そのまた子へ鎖は伸び、からだに、こころに食い込む。
物語がもつ動的な要素と舞台上のどちらかというと静的なうごきとが好対照。
両劇団の過去公演を除くと、
海老原恒和さん「ゾーヤ・ペーリツのアパート(2016/7@ウエスト)」。
最後に暖かい手で優しく拾い上げてくれる滝本さんの作風が好きです。
突然思い出しました。
学生の頃だったか「ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語(Rダンブロジオ)を読みました。原題は「No Langage But a Cry」大半は忘れてしまいましたが、そのときの印象に近いのかも。