「クラゲ図鑑」 公演情報 えにし「「クラゲ図鑑」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/07/09 (日) 17:00

    脚本の西村太佑さんも納得の回り舞台(グワィニャオン好きにはたまらない)。このセットが場面転換をスムーズにし、時間軸の転換に違和感を持たせない。少年時代の主人公から青年時代への主人公への主観の移行も、この回り舞台のせいかさっくりと納得させられる。

    ネタバレBOX

    ラストの韓国の叔母のセリフが泣かせる。きっと主人公が好きではなかったであろう叔母が、クラゲ図鑑を抱えて母親の弔問に訪れる。彼女に遺書を見せる主人公。そうなんだな、韓国と台湾と日本とが分かちがたく母親像という接点で結びついている。主人公のアイデンティがクラゲなのかな、波間をただようように。
    波がないと沈んで死んでしまうのだから、自らを鼓舞するように生きていかなければならない母親と、その姿に自らを見るような主人公。切ないなあ。
    回り舞台が一番活きたなあと思ったのは、霊安室の2人の死体が別室にあるように見えたところかな。


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    2017/07/12 12:30

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