満足度★★★★
鑑賞日2017/07/08 (土) 14:00
座席1階1列
凄惨ですね。抗いながらも、それは他を貶めることによってしか実現できない。つまるところ、何も変えられないのだ。
確かに創造されるものとしては、かなりすごいのですが、この作品の意義をどこに見出せばよいかというと、正直???
そもそも「意義」などと言っている時点で、私が「生」の解釈に甘いのかもしれません。怨嗟などないに越したことはないし、苦痛も裏切りも同様。地の底で、他を痛めつけることによって、自らの保全を確保することにいかような意味があるのか、などということ自体が現実逃避なのかな。でも、もっと怒りというものが見えてもよかったのではないかな、と思える舞台でした。