満足度★★★★★
■最近の舞台芸術、『威風堂々』に頼りすぎてないか??/約60分■
メンバー2人に客演2名を加えた女性ダンサー4名が、アラサー女子の恋愛観から宇宙物理学まで、ミクロからマクロまでをダンスで表現…したかったのだろうが、セリフへの依存度が小さくなく、踊りだけで表現しきれていたかは大いに疑問。
とはいえ、マツキモエさんのこまめな衣装替え、客演陣の奇抜なビジュアル、大がかりな美術と、視覚面を中心に様々な趣向が凝らしてある上、女子4人によるダンスパフォーマンスは生き生きとしてなまめかしく、また随所に関西女子流の茶目っ気、イタズラっ気がうかがえて、片時も退屈せずにとても楽しく観た。
仮にいま私が幼児で、親に連れられてこれを観たとしても、きっと楽しんだのではないだろうか?
そういう、プリミティブな娯楽性に満ちあふれた公演でした。