満足度★★★★
鑑賞日2017/06/13 (火) 19:30
座席J列8番
価格300円
初演である2010年3月のワークショップ公演こそ観ていないが、その後は上演される度に観ており、しかも去年暮れの今年で内容もよく覚えているだけにツッ込みながらも観ていたのだが、結論としてああいう物語を納得させてしまうのはやっぱり巧い……もとい、ズルい(笑)。
時間移動に関する「ローカルルール」が細かくて縛りが多いのは逆「御都合主義」的で梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」における「あの法則」より強引(?)だが、その縛りによって生み出される物語がそれを補って余りある、ということか?
物語のキーアイテムである「アレ」に照明を絞ってふっと落とすことでその瞬間、残像を見せる幕切れの手法も舞台ならではでステキ。(去年と較べて効果がやや弱かった気がするのは小屋の明かりの特性によるものか?)
あと、舞台サイズの関係から萬劇場版と較べて装置のアングルが少し変わっていたのも○。