満足度★★★★★
■約60分■
シティボーイズライブの作・演出はやっぱり三木聡でなきゃあ!と再認識した60分。
シティボーイズのコントは中編1本のみとはいえ、堅牢な大局観のもとしっかり作り込まれていて、三木流のバカバカしい小ネタもぎっしり、しかもカッコよくて奥行きがある。
前田司郎作・演出の前作『燃えるゴミ』とは雲泥の差。グダグダダラダラして失笑を誘う作風の前田と違い、三木聡はしっかり笑いを取りにきて、しかも押しつけがましさがない。
3人とも70歳間近、加齢の波は演技にも及び動きはキレを欠いていたが、ツッコミの大竹まこと、ボケのきたろう、大ボケの斉木しげるによる連係プレーの滑稽味は往時と変わらず、気持ちよく笑えました。
これくらいの尺のライブを半期に一度くらいのペースで今後も打ってもらえたら、ファンとしてこの上なく有り難い。
『キング・オブ・コント』ではやりにくそうな、笑わせるだけに終わらないライスの新作コントも堪能しました。