満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/04 (日)
座席1階1列
iaku『粛々と運針』新宿眼科画廊
構成がエレガント。シンメトリーな舞台の上で繰り広げられる2つの家族の物語。
生と死、尊厳死と中絶、死に行く者と生まれてくる者
対照的な内容の対話が交錯し、2つの家族の物語が重なり合う瞬間は必見です。
チクチク、チクタクと舞台上で運針を刻む二人の登場人物の存在も良かった。
なんで正体に気づけなかったんだろう(^_^;)
家、仕事、親のこと
どこの家族にもありそうな日常的で普遍的な話が満載で、
「あるある」「わかるわかる」って瞬間が何かしらあるのではないでしょうか。
あと、説明台詞を使わない自然な対話が上手いなぁと思いました。
ちょっと頼りなさげでたまにズレてるお兄ちゃんのキャラクターがツボでした。