満足度★★★★
座長まつり?(笑)
緊迫しているのにコミカルという二律背反的な要素が同居している出だしから基本的にユーモラス時にブラックで主人公の良心の呵責が見え隠れする中盤を経て「正しい結末」に導くという構成が巧みな上に、他劇団の主宰3人を含んだキャスト(座長まつり?(笑))も個性豊かで見せる見せる。もう時間の経つのがアッと言う間。
各論的には新しいアシスタントや宅配便配達人が「プロ」に見えてしまうことの見せ方が愉快で、しかも普通は「見えてしまう」のは殺した相手なのに、こうするところがまた上手い。主人公はある程度取り乱しつつも「死んだ人間がいるハズがない」と判断する理性は残っているということか?
しかし考えてみると保身のためにあれこれお膳立てをしてヘーキな顔をしている編集担当が一番コワいかも。