満足度★★★★★
衣装もセットも音楽もこの人の演出の前では関係ない。いや、関係はある。が必ずしもその衣装・セット、音楽が絶対ではない。例えば、劇中で流れる曲は誰もが知っている映画の挿入歌を大いに使っているが、それがなぜか合ってしまう。まるで、この作品の挿入歌のように思えてしまう。衣装だって話の筋では、絶対選ばないような衣装を選ぶ。しかし、話が進むにつれて合ってしまう。観客にそう観せてしまう。観客の記憶、想像力を刺激する。関美能留の演出力・・・これは、恐ろしい才能である。
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2017/04/30 17:14
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