満足度★★★★★
「観てきた!」を書いているのが「昭和の日」。昭和の時代には色々な出来事があったが、やはり戦争の記憶ではなかろうか。自分も直接の体験者ではないが、色々な人から戦地や銃後の事を聞いている。今を生きている”生”とは地続きある。
本公演は紛れもなく反戦がテーマ。今、朝鮮半島で きな臭さ を増す中で、時事に合った、そして人間賛歌を謳い上げた秀作。
映画好きであれば、タイトル「独立愚連飯店」から「独立愚連隊」その続編「独立愚連隊西へ」を連想するのは容易い。当日パンフで、脚本・飛葉喜文 氏のつぶやきにも敬愛する岡本喜八監督に捧げます、とある。その映画の主人公・視点のようなものを、本公演では別の視点で担わせているところも面白い。
また「JSA」という韓国映画も連想させ、戦場においても”人間”という個人の思いが優先するような…。
(上演時間1時間40分)