遠き山に陽は墜ちて 公演情報 劇団肋骨蜜柑同好会「遠き山に陽は墜ちて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/04/28 (金)

    割と取っつきやすかった前作『愛の技巧、または彷徨するヒト胎盤性ラクトーゲンのみる夢』と違って、攻めてるなぁ!と体感させてくれた本作。ストーリーは、見かけ上は判り易そうでも、底流をなす思想?の高邁さには、凡人のオイラ、残念ながら、手が届きかねました…が、とにもかくにも、なんか凄いもん観せられた気分です。

    あと、付け加えるならば、要所要所で登場人物達が放つ「フジタタイセイ」節全開の長ゼリフが、過去作品よりも一層冴えわたっていたように感じられました。

    ネタバレBOX

    役者陣。
    まず、きだたまきさんの声質・セリフ回しが、個人的には、耳に心地よく感じられました。
    それから、同じくメガネをかけた役柄なのに、『愛の技巧…』にも出演なされていた、ちゃづけさんは直ぐにわかったのですが、『愛の技巧…』の他にも何作か舞台を拝見している窪寺奈々瀬さんの方は全く彼女とは気づきませんでした。自分の視る目のいい加減さ、痛感させられました(苦笑)

    【千秋楽後の追記】
    サン・テグジュペリの『星の王子さま』に範を取ったと思われるストーリー

    タイトルの『遠き山に陽は墜ちて』の歌詞

    から、「出逢い」→「友情・愛情」→「別れ」→「永遠の絆」というコトバが断片的に頭に浮かんだのですが…

    公演が終わるまでの間、いろんな方の、いろんな感想、拝見させてもらいました。

    >劇団肋骨蜜柑同好会『遠き山に陽は墜ちて』、昨日観劇しました。
    >哲学的で文学的で、とても美しいなと全体的に思いました。
    >ひとりぼっちは、ひとりぼっちじゃないから、ひとりぼっちだと感じるんですね。
    >現実と虚構の中間地点を、ずっとふよふよしてる感覚がとても心地よかったです。
    >千秋楽、お疲れ様でした。

    自分がどうしてもコトバにして表せなかった『遠き山に陽は墜ちて』への想い。
    まさに、この
    >ひとりぼっちは、ひとりぼっちじゃないから、ひとりぼっちだと感じるんですね。
    だったんです!

    このツイートの主、小劇場演劇の舞台でよく見かける、まだ若い女優さん。
    梁稀純(りゃん・ふぃすん)さんに感謝!デス。

    0

    2017/04/29 07:23

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大