満足度★★★★
関西の劇団らしい世俗性とツッパリがあって、東京の劇団にはない元気がある。しかし、内容は80年代演劇ではやった自分探しだ。17年前が強調されるのは世紀の変わり目と言うことだろうが、若い人たちにとってはその後の20年は確かに閉塞状況に感じられたのだろう。テレビ番組にいいようにされた芸人コンビとか、男女関係、都市論などがちりばめられて舞台は進むが内容に新味がないので、ダンス風の演出、映像の工夫、白の衣装などで引っ張っていこうとする。それに飽きたころには終わるので、見ている間は確かに面白く見られたが、もっとフレシュな現代の青春ものが観たい。
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2017/04/22 12:36
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