期待度♪♪♪♪
予定2017/06/02 (金) 19:00
ローラント・シンメルプフェニヒの舞台は観たことがない。私より若いし、(翻訳こそ少ないようだが)多作である(それだけ、表現するべきアイデアと市場ニーズがあるということだから)、ど真ん中の現代ドイツ演劇として観てよいのだろう。
情報によれば、舞台装置を排し会話劇を書く作家だという。彼の舞台を高等数学に例えるものもあるくらいだから、かなりな言語感覚を持っているようだ。こういう脚本の傾向として、言葉の壁によって、微妙なニュアンスが生じたり、失われたりするので難しいと思う。役者も演出家も神経を使うので、大変だろうと思う。翻訳は 大塚直氏のものらしい。日本語の翻訳は彼のものしか見当たらない。既存の邦訳なのだろうか。何か怖いもの観たさが首をもたげる。
比較的王道な作品をやっているようで、それでも何か癖を感ぜざるを得ない作品選び。Shelfの会話劇を楽しませて下さい。