満足度★★★★
劇団6番シード「人生の大事な部分はガムテで止まっている」の現代編。
90分があっと言う間!楽しかったなぁ。いろんなところでケラケラと笑った。コメディって四六時中笑わせれば良いってものじゃないから、いかに全体を組み立て続けるかだなぁ、としみじみ。90分作品だから、さらっと見れる。でもしっかり見せ場あるし、ちゃんと笑える作品。
6Cメンバーは安定の実力。瞬さんの役はキャラ設定からずるい(笑)。それを愛らしく具現化できるのもずるい(笑)。最後にマイペースながらもみんなの問題解決していく流れを書いた、松本さんずるい。
ひーくんは、個性の強さがいい味出してて、敵わない。あの体型、着物めっちゃ似合うから尚更。
土屋さんは、出るとこ引くとこのバランスが好き。軍服好きとして大正編への期待をガンガンに煽られたことを付しておく。
小沢さんは、ある意味出ずっぱりで自己主張が強い。そして最後に大御所感満載でかっさらうのずるい(笑)。
今回のハンカチ案件だった二人、美樹さんと亜音さん。劇中、この二人がバチバチな瞬間があって息を飲む。それと同時にこの2人のガチ絡み珍しくない?ってソワソワしてた。
美樹さんの役は、こういう人になりたい、見習いたいと思わせる説得力があって、多分普段からの在り方も同じなんだろうね。
亜音さんは”家族”が好き、というのが滲み出た役で、だからこそ守りたいものが明確で、強く居られるのかな。口にした一言で多くの人を巻き込んで動かしていかなきゃいけない立ち位置はエネルギーが必要。あの細い身体のどこにあるのやら。なんだかんだ、旦那とラブラブでごちそうさまでした!(笑)
定番ゲストの、夢麻呂さんとリズちゃんは、二人とも吹っ切れてて好き。夢さんはどこまで台本でどこからアドリブなのやら(笑)。リズちゃんは、Life is〜の四葉役の可憐さが幻だったかのよう。変化した後の顔芸すごいし、身体の柔らかさ活きてるし、パネェっすよ。
初参加のゲストもいいなと思う人多数。ロストマンで見ていた玉川さんは、振り回されるけど振り回されないという役で加減が大変そう。前作で気づけなかった魅力を見せてくれた気がする。亜音さんの旦那役、阿部さんは等身大の”夫”って感じ。現実見てるから妻と対立するし、問題発覚してうろたえるし。
撮影現場と演劇という両面でマルチタスクが求められていたクルー役の菅野さん。他のクルーもだけど、コメディの笑い為には布石がちゃんと置かれることが重要で、それをコツコツやってるのが全体に貢献してる。運良く終演後に話をさせてもらったら、二度目の拝見だったことが判明してビックリ。
セットの汚し、壊し具合、好きです。でも、現代→大正の流れでやるって、松本さんも鬼ですね♡
あと、大正編で顕著になるんだろうけど、衣装がかなりいい。色のバランスとかデザインとか。役者役のキャスト達の私服の衣装(複雑な日本語だなw)が見れた時間少なかったの残念。