満足度★★★★
鑑賞日2017/01/30 (月) 19:30
価格3,000円
とあるビルの屋上で1999年7の月に降臨しなかったアンゴルモアの大王を呼び寄せようとしているグループには急死したその仲間の霊も加わっており……な物語は幼馴染・恐怖の大王・霊媒師の三題噺的で、「心残り」ということについて示唆に富み含蓄がある優霊譚(←変換ミスに非ず、どなたかの造語)。
前半では舞台となる屋上への闖入者が霊媒師のカウンセリングを受けているサイドストーリーも並行して語られ、乱暴に言えばそちらは無くても物語は成立するが、後半で除霊すべく霊媒師が登場する時に唐突に感じさせない=前半と後半の繋がりを強化する脚本に「あ、なるほど」と納得。
ところで冒頭でラジオから流れてすぐに切られる曲、イントロだけだったと記憶しているが、世代によってはワカらないのではなかろうか?(謎)