満足度★★★★
コンシェルジュ風の受付からのホテルマン風の会場案内、開演前までの雰囲気づくり効果で、気持ちがストーリーの中へと入りやすい。
「このホテルに泊まると夢が現実になる」という奇怪な現象も、オーナーとホテルマンが醸し出す空気で「あぁそういうホテルなんだねッ」と自然に納得できてしまいます。
3組の宿泊客のエピソードが微妙に絡み合い、基本コメディーでありながらブラックな要素があったり、恋愛モノであったり、人間ドラマであったりして、まるでホテルのビュッフェで色んな種類の美味しいもの食べまくった様な満足感。
観劇初心者でも すんなり馴染んで最後まで楽しませる演劇アプローチを熟知している劇団さんだと感じました。