満足度★★★★
人の不幸は蜜の味、というけれども、この舞台を楽しみにしていた私もその一人だなぁと、複雑な思いをしながら観ました。
そして、存分に楽しませていただきました。
世の中の誰もが、幸せになりたいと思いながら生きてるのに、幸せになりたい!とか、私、幸せです!って実際に口にしてる人は、なんか胡散臭い。
周囲からは絶対に不幸に見える境遇でも、本人にとっては幸せだったりすることもある。
幸せって、言葉にせずに、自分の心でそっと感じていればいいものなのかも知れませんね。
ストーリーを追っていて、そんなことに気づかされました。
結末は、観る人によって感じ方が変わると思いましたが、私は良かったと思います。
客席が舞台を囲む形なので、座る席によって、演者の表情が違って見えると思います。
こういう劇場は、いつも座る場所に迷います。
今回は、入り口の近くに座りましたが、正解で、満遍なく全体が観れたと思います。