看取りたがる男たち 公演情報 劇団東京晴々「看取りたがる男たち」の観てきた!クチコミとコメント




  • 訝りとでもいおうか。ごくまれに遭遇する社会人劇団の立て看板だ。よしんば、演劇に身を粉にする人間が、「演じる」を生業とし、掛け持ちせず、悠々自適に春を謳歌するなど、およそ1割以下だからである。 そのマジョリティは非正規だったりする。

    ということは、立て看板が意味するのは、「社会人」の、「社会人」による、「社会人」のための副業なのか。そういった訝りを四隅に準備しつつ観劇したと白状すれば 元も子もない。が、なるほど、「社会人」の方が、この舞台を100倍楽しめよう。

    つまり、扱う題材が、財産と肉親という、極めて身近なステータスだからである。それぞれ性格を異にする兄弟を、義理の弟にからめ その「下心」をみせつける。 ホームチックな作り方でいて、やはり おどろおどろしい。

    たわいない会話劇に放心していた観客に、インナー的な様相を込ませていく 。そして、その流れは、じつにドラマティックでもある。

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    2017/03/12 23:17

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