満足度★★★
演目のうち、美術教師の父親と娘の話。
亡くなる、ほんの間際までぎこちなかった、実父との関係に思いが至り、不意打ちを喰らったように胸に応えました(どんな顔して聴いてるべきか、エラい困り果てました、苦笑)。
気になった点。今回に限らず、なんですけど、複数の語り手が一人1話ずつ語る形式の朗読会って、指導者(演出家)が同じ方のせいか、どうしても、出て来る語り手が皆、似たような語り口になりがちかと。たとえるならば、フランス料理のフルコース、全て同じソースで味付けられた料理を出されたら、一皿一皿がどんなに味わい深くても、終いには単調で飽きが来る…ように感じられます。
もし出来得るのならば、寄席の落語家、とまではいきませんが、もっと語り手個々の色合い、出してもらいたいかなぁ~。でなきゃ、語り手がリレーしていく意味が無い!と思いますんで。