満足度★★
いまひとつ、ふたつ、みっつ.....
2年ぶりの海劇場、前回は開幕すぐで、
キャストも、高井、石丸、佐渡と、とってもゴージャスで
とても贅沢な気分で見れたんだ。
そもそもロイドウェーバ作品はゴシック調で、とても
格調高く、好きなんです。
秋の「ウーマンインホワイト」も(実は、もうロンドンで
見たんだけど)、とても楽しみ。
さて今回のファントムは、、、
海劇場って、こんな安っぽい作りだったかなぁ?と思いながら観劇。
声が枯れ枯れ、表情は病的、全くパワーを感じない高井、
お歌は上手だけど、あなたはカルロッタ?
とってもお顔が微妙なクリスティーヌ、配役はだれだっけ?
いくらお歌が上手でも、ほら芝居なんだから
役柄のイメージってものがあるじゃないですか、
佐渡さんでも「苦節何年?」ってところがあったけど
この人は、本当、オペラ座の掃除婦って感じ。
そして、超B級な鈴木涼太、この人出てくると
とたんに作品が安っぽくなるんだよね。
端整な男前とは思うけど
なんていうのかなぁ田舎くさいというか
垢抜けないというか、どうやっても石丸さんには
なれません。
芝居って、やっぱりキャストと思うんですよ。
てなわけで、しばらく見れないファントムを
見納めしだけど、後味の悪い印象になりました。
ファントムは、レミゼと並ぶミュージカル界の最高峰の1つと思います。
ぜひぜひ、山口祐一郎のファントムの復活を、、、
演劇界を考える度量があれば四季さん、お願いします。