満足度★★★★
鑑賞日2017/02/03 (金)
「女の壁」
ある高校の卒業式の日、2年前の卒業生が体育館裏によりによってタイムカプセルを掘り出しに来て……な状況から始まる物語。
今まで観た献身作品とはオモムキを異にするが、ベタなほどの「ありそー!」満載のキャラ合戦、再演ながら女優陣それぞれがハマり役な印象で愉しく、いくつか入るメタ系の部分にもニヤニヤ。
見どころは出だしの掛け合い漫才感(大竹、永井)、当り役的なぶりっ子キャラ(石澤)、2年間も待ち続けることで変化してゆく顔つき(武川)、典型的な手下(三下?)感(金)か?
【勝手にキャッチコピー】「乙女ゴコロは……フ・ク・ザ・ツなの♪」
「憧れの雪国」
疾走感……というよりはやはり暴走感(笑)がいかにも献身っぽい。
終盤で明かされる「あること」が古典的なネタと21世紀の技術の融合、な感じで面白く、また、「あるもの」の造形も(大道具的に)ステキ。(全体像が見えた時に構造?がワカった)
なお、奥村主宰の場内誘導、当たりが柔らかい感じで心地よく、なおかつ的確でお見事!