満足度★★★★
予想以上に良かったです!けっこうな難曲もみんな歌いこなしてたし、ダンスの割合が多くて、かなりパワフルな舞台。
ロミオ役の大野拓朗さんはボイトレを頑張ってきただけあって、今回の舞台ではかなりの上達ぶりを披露!多少音程が不安定なところはあったけど、声は悪くないし、まだまだ伸びしろはあると思うので、今後に期待。
ジュリエット役の木下晴香ちゃんはデビューとは思えない安定感。ティボルト、マーキューシオ、ベンヴォーリオも、みんな一生懸命さが伝わってくる好演。
そして忘れちゃいけないバックダンサーたち。この話の根底にあるのは憎しみの感情なんだっていうのがものすごく伝わってくる、パワフルで息の合ったダンス。
そんな熱いキャスト・ダンサーたちの中、唯一、舞台上で一言もしゃべらず淡々と存在する「死」の大貫勇輔。常に無表情だし、シルエットだけしか見えないようなライティングの演出があったりして、いつでもすぐ近くに死が潜んでるっていう雰囲気をかもし出したり、この先に死が待ってるっていうのを予感させたり、とにかく怖かったし、すごく効果的。
かなり現代的な衣装に舞台装置だったけど、面白かったです!