ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」 公演情報 梅田芸術劇場「ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    予想以上に良かったです!けっこうな難曲もみんな歌いこなしてたし、ダンスの割合が多くて、かなりパワフルな舞台。
    ロミオ役の大野拓朗さんはボイトレを頑張ってきただけあって、今回の舞台ではかなりの上達ぶりを披露!多少音程が不安定なところはあったけど、声は悪くないし、まだまだ伸びしろはあると思うので、今後に期待。
    ジュリエット役の木下晴香ちゃんはデビューとは思えない安定感。ティボルト、マーキューシオ、ベンヴォーリオも、みんな一生懸命さが伝わってくる好演。
    そして忘れちゃいけないバックダンサーたち。この話の根底にあるのは憎しみの感情なんだっていうのがものすごく伝わってくる、パワフルで息の合ったダンス。
    そんな熱いキャスト・ダンサーたちの中、唯一、舞台上で一言もしゃべらず淡々と存在する「死」の大貫勇輔。常に無表情だし、シルエットだけしか見えないようなライティングの演出があったりして、いつでもすぐ近くに死が潜んでるっていう雰囲気をかもし出したり、この先に死が待ってるっていうのを予感させたり、とにかく怖かったし、すごく効果的。
    かなり現代的な衣装に舞台装置だったけど、面白かったです!

    ネタバレBOX

    ストーリーは誰もが知ってるあのロミジュリ・・・と思いきや、ジュリエットは実はジュリエットママがパパ以外の人と浮気してできた子供だったとか、パパには愛人がいてギャンブルやお酒で借金まみれだとか、ジュリエットママとジュリエットの従妹のティボルトは隠れて禁断の関係にあるとか、そのくせティボルトは密かにジュリエットに片想いしてるとか、意外な追加設定が盛りだくさん(笑)
    それと、ちょいちょいつっこみポイントが・・・。
    まず、ジュリエットママの変わり身の速さ。舞台始まってすぐは、「戦って後に残されるのはいつも女・・・。争いなんてやめて!」みたいなことを言ってティボルトを諌めてたくせに、ティボルトがロミオに殺されたとたん、「復讐を!!」とか言う・・・( ̄。 ̄;)
    あと、ジュリエットがパリス伯爵との結婚を勧められた時、「好きでもない人と結婚するくらいなら、尼寺に行くわ!」って言うんだけど・・・ヴェローナに尼寺ってあるのか?そこは「修道院に入るわ!」じゃないの!?
    そして極めつけ。時代設定が現代だから全員携帯電話を持ってる。つまり、ロレンス神父もロミオも携帯を持ってる。だったらさ、ジュリエットの件、メールじゃなくて直接電話しようよー。そしたら連絡がつかないことがもっと早く分かったのに・・・ ヾ( ̄o ̄;)

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    2017/02/09 20:24

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