期待度♪♪♪♪♪
この団体の本公演は、第二回から欠かさず(1公演につき4~5回)観ております。
自分の観てきたいくつかのインプロビゼーション、即興演劇の中では
抜群の安定感を持っています。
「コンセプトインプロ」と銘打って行われるそれは
ある程度導入や展開に台本がありそれをガイドラインにして
内容を即興で埋めていく形式のもので
従来の即興演劇ではあまり観る事のできなかった
「物語に責任を持つ」即興演劇を観る事ができました。
また主人公に選択を強いるシナリオやゲーム構造を持っており
マルチエンディングストーリーとして複数回の鑑賞に耐えうる
作品が期待できます。
毎回テーマやゲーム構造を変化させる本公演において、
今回のテーマは童話の世界であり、
ゲーム構造はまだわからないものの、構成脚本をかねる主催自らが主役
(第二回公演の観客選択式主役1/2、第四回の回変わり主役1/5以来、単独では初)
となります。
第10回、という記念作的な意味合いもあり、もっとも力の入った内容である事が伺われます。
期待してもよい、と思います。
また、毎回違った展開が楽しめますので
(同じ恋愛モノ公演でも回によって婚約者と結ばれたり昔の恋人と駆け落ちしたり皆殺しされたり)
可能ならば複数回の鑑賞をオススメします。